失敗例から学ぶ家づくり成功のポイント

失敗例から学ぶ家づくり成功のポイント

最初からパーフェクトな家づくりができることは極めて難しいとされており、小さな間違いや後になって「もっとこうすればよかった」と後悔することは必ずと言ってよいほど存在するものです。
そうしたミスを減らすためには、他人の失敗から学ぶことが大切になります。
例えば、近年はやりの吹き抜けの住宅は開放感たっぷりで、健康的な生活が送れそうな気がするものです。
しかし、吹き抜けには多くのデメリットもあります。
冷暖房の費用が嵩み、照明器具の交換などとメンテナンスが大変になること、音や匂いが充満すること、2階の部屋をはじめとする他のスペースが狭くなってしまうこと、壁が少なくなる分耐震性能が低くなってしまうなどです。
また、居住する期間が増えるにつれて収納スペースが足りないなど、ある程度時間が経過してから不便を感じることもあるでしょう。
家づくりに先に取り組んだ人の失敗例から学び、その間取りにすることで生じるデメリットも熟知しながら取り組むことが重要です。

家づくりにおける建築担当されるメーカーとのやり取り

一生に一度の大きな買い物「家づくり」。
かけるお金も大きいので、なるべく失敗は避けたいところです。
そのためにはちゃんとしたハウスメーカーや建築士の方との相談が必須です。
じっくり時間をかけて、決めていく項目を一つずつクリアーしていって初めていい家が出来上がります。
そのためにも、週に最低1回は打合せが必要です。
単に家づくりと言えど、実際は生活する場なので、細かく確認しながら決めていかなければならない所は多岐にわたります。
キッチン、バス、トイレ、コンセントの位置、屋根の材料やベランダの位置など、実に何か所にも及びます。
話が具体的に進むにつれて、設備メーカーへ見学に行って実物を見たり、また完成間近の実際のお宅の見学もさせてもらえるケースもありますので、もしそういう機会があったら、絶対に見ておくべきです。
家づくりのヒントになります。
また、入居までの時間が半年から1年以上かかるケースもありますので、どれだけのお金がかかるかも、しっかりと計算して用意しておくべきでしょう。
住宅ローンも数多くの金融機関で利用可能ですので、じっくり精査する必要があります。
費用に関してもハウスメーカーさんと相談することができますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?「住めば都」とはよく言ったものですが、マイホームは本当にそれを実感できる空間だと思います。

著者:末松英輔

筆者プロフィール

北海道帯広市生まれ。
設計事務所で働いていた経験を活かして、家づくりのスケジュールについて執筆しています。